2011年10月 森村@岩手の中止 / 森村泰昌 MORIMURA Chapter3

2011年10月8日 Directors Chair

岩手のロケでは3面同時収録作品だったが、幻に
 本来なら私は今日は岩手にいた。しかし京都にいる。
 岩手県美の森村泰昌展が中止になってしまったので、それに向けての制作も停滞し少しは時間の余裕が出来たのかも知れないが、相変わらず休日がなかなか出来ない。もしも、展覧会が開催されていたら過労でまた別のところにいたかも知れないし、ここは良い様に考えよう。
 でもただひとつはっきりとさせておかなければならない事がある。美術表現の著作権とは何かという事だ。ブランドのバッグを偽物として作って、売るほうも買うほうも分って取引したり、海賊版のCDやDVD販売するという明白な著作権侵害とはまた別のものが著作権利侵害として存在するのだろうか。どんな芸術家も様々なものから影響を受け、時にはそれを引用したり、アレンジしたりして自分のものとして行く。ある時は気づかずに、ある時は正面からそれと向き合い作品にする。長い歴史で繰り返されて来た事だ。
 著作権者から侵害だと言われれば、そこに表現の自由はないのだろうか。
 教師に向かって君には私の事を語ってほしくない、とか、批評家に向かって私の事をそのように批評するのはまだ早いなどと、それを遮断する事は誰にも出来ない筈だ。今回の出来事の根本は客観的な判断を仰ぐ場が必要な様に感じている。
 作品には罪は無い。完成させて多くの人の批評を浴びてこそその本質が見えて来る。ならば完成させよう。

今では新幹線で編集も出来てしまう
 10月5日に想う。MS-DOSの頃にパソコンから一旦は離れたのに、再び使う気にさせたアップルはまだベージュ色のフリーズが多発するものだった。その頃から時代の流れと共に買い替えて、それらを制作に酷使してきた。アップルから出てくる製品には感心させられる事が多かったが、販売方針は最悪だった。遠く広くを見据えた経営者にも欠点はあったのだ。アーティストが亡くなれば、他の誰かがそのアーティストを引き継ぐ事は出来ない。アップルの正念場に我々ユーザーはどう付き合うのか。




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2018.0730追記
この時に制作した作品は現在幻の映像インスタレーションになってしまっていますが、いつかは公開出来る日が来る事を信じて編集が完成させています。この作品の未発表が何かしらのマイナスのトリガーになってしまった様な気がしています。





MORIMURA Chapter3 : Time Machine 森村泰昌 from Ufer! Art Documentary on Vimeo.
MORIMURA Chapter3 : Time Machine
日本語/English Subtitles


Known for his appropriation art series, such as the actress series and historical art series, Yasumasa Morimura (born in 1951) has been working on a new project since 2007. “Requiem for the 20th Century” borrows images from the 20th century’s landmark documentary photos in order to explore its central ideas and events.
In addition to the new self-portrait photo works, he also incorporates the video work of Yukio Mishima, Chaplin, Lenin, Dali, Andy Warhol and Iwo Jima, with its US flag, all hallmarks of the century.
This documentary examines Morimura’s artistic approach as well as its purpose, by documenting the process of making the work and in interviews with the artist.

Attention
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ufer.co.jp/education/index.html

レクイエム・シリーズと名付けた作品群を2010年から2011年にかけて国内4ヶ所の美術館で発表した森村泰昌。20世紀を代表する報道写真をモチーフに森村自身がその当事者になり時間をさかのぼる。三島由紀夫に扮して美術に対する演説をぶちまける映像作品をはじめ、レーニンの演説、チャップリンの独裁者をモチーフにした映像インスタレーション。
また20世紀を代表するアーティストであるウォーホール、ダリ、ピカソ、ポロックやボイスを始め数多くの巨匠になるシリーズでも写真と映像作品を組み合わせて発表した。
そして短編映画とも言える硫黄島に米軍が旗を立てた瞬間を捉えた写真をテーマにした「海の幸」。
このドキュメンタリーでは2006年から6年にわたり森村泰昌の活動を追いかけ、メイキングや展示風景、インタビューによって彼の制作に対する情熱と視点を提示する。

出演・森村泰昌 監督・岸本康
本編/62min.

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